なぜオバメヤンに誰も興味を示さない!? アーセナルくらいしか話題に挙がらない現状に英紙は疑問

クラブからメンバー外の処分を受けたオバメヤン photo/Getty Images

チームの重要なミーティングを欠席したとの理由で14日のヴォルフスブルク戦のメンバーから外されたドルトムントFWピエール・エメリク・オバメヤンには、中国やアーセナルなどが関心を示しているといった話題が連日のように浮上している。

しかし、オーバメヤンほどの点取り屋にしては話題が乏しい。オバメヤンは欧州トップクラブでのプレイを希望していると言うが、英『Daily Mirror』は「なぜ過去2シーズンのチャンピオンズリーグで11得点を挙げているオバメヤンに興味を示しているのがアーセナルだけなのか?」と疑問を投げかけている。

オバメヤンは今季もブンデスリーガで得点を順調に積み重ねており、ここまで得点ランク2位となる13得点を記録している。得点力は間違いないのだが、同メディアはパリ・サンジェルマンやレアル・マドリード、ユヴェントス、マンチェスター・ユナイテッドといったトップクラブがオバメヤンに飛びつかないことに疑問を抱いている。

オバメヤンは今回ミーティングを欠席したことでクラブから処分を受けたが、こうした規律違反は過去にもあった。トーマス・トゥヘル、ピーター・ボスの下でもメンバー外とする処分を受けたことがあり、同メディアはすっかりトラブルメイカーとの印象がついてしまったこともオバメヤン獲得に動かないクラブが増えている理由ではないかと分析している。

アーセナルはアレクシス・サンチェスの退団が濃厚となっているため、後釜にオバメヤンをリストアップするのは当然と言える。しかしアーセナルを指揮するアーセン・ヴェンゲルはサンチェスのこともあまりコントロールできていなかった。サンチェスは規律を乱すようなタイプではないが、昨季も大差をつけられたバイエルン戦で笑みをこぼすなどサポーターの怒りを買う行為もしている。同メディアはサンチェスのコントロールに苦戦していたヴェンゲルがオバメヤンを扱えるのかと疑っている。

度重なる規律違反はオバメヤンを敬遠するクラブを増やす結果となったかもしれないが、今後オバメヤンはどのようなキャリアを歩むのか。このままトップクラブが手を挙げないのは寂しいシナリオだ。

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