「5連覇へ、また一から」 青学大選手らが箱根駅伝V4報告

 正月の東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)で大会史上6校目の4連覇を達成した青山学院大学陸上競技部の優勝報告会が17日、相模原市役所で行われた。庁舎1階ロビーに設けられた会場には約450人の市民や市職員らが集まり、活躍をたたえた。

 同部の練習拠点が同大相模原キャンパス(同市中央区)にある縁で開催され、原晋監督(50)や瀧川大地コーチ、伊藤雅一主務をはじめ、10区を除く各区間を走った選手ら計13人が参加。原監督は「相模原市を代表して箱根駅伝の舞台で4連覇を果たすことができた。5連覇に向け、また一からやっていきたい」と応援に感謝した。

 吉永竜聖主将(4年)は「いい報告ができて良かった。出雲、全日本と勝てずに不安もあった」と振り返ったほか、副主将で8区の下田裕太選手(4年)は「3年生の6区、7区の2人が頑張ってくれて、リラックスする走りができた」と後輩の小野田勇次選手と林奎介選手の活躍をたたえ、「相模原で練習中に僕らを見掛けることも多いと思う。歩いていたら声を掛けていただくと元気になれる」と呼び掛けた。

 また、3区の田村和希選手(4年)は「1年生の時から計4回、市役所で報告させていただいた。エースの走りはできなかったが、最後の箱根を走り切って満足。5連覇、6連覇と続くことをOBとしても応援したい」と後輩たちにたすきを託した。

 吉永主将に称(しょう)讃(さん)の楯(たて)を手渡した加山俊夫市長は「4連覇の中で一番ドラマ性があった。走る選手をサポートする選手たちの存在もチームの力。72万市民に4年連続、感動をいただいた」と来季の活躍も期待した。

 28日午後2時からは同市中央区のJR淵野辺駅北口近くで祝賀パレードを開催。大野北地区まちづくり会議、にこにこ星ふちのべ商店会の主催で、式典後の午後2時50分ごろから淵野辺4丁目交差点を始点に選手たちが練り歩く。

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