ユルゲン・クロップ率いるリヴァプールで欠かせない選手の1人となっているのがFWロベルト・フィルミーノだ。リヴァプールに加入するまでフィルミーノは純粋なセンターフォワードと呼べる選手ではなかったが、クロップのチームでは最前線を担当。高い足下の技術で巧みにボールを収めると同時に、守備面でも豊富な運動量を武器にプレスをかけ続けている。
今のリヴァプールにフィルミーノと同じ働きができる選手は存在せず、最前線はフィルミーノで完全に固定されている。得点数の問題からモハメド・サラーの方が高い評価を受けるが、フィルミーノの重要性もサポーターは理解していることだろう。
しかし、英『Daily Mirror』は心配事もあると指摘している。それはフィルミーノの脱ぎ癖だ。リヴァプールは先日マンチェスター・シティを4-3で撃破し、彼らの無敗進行を止めた。その試合でフィルミーノも貴重なゴールを決めたが、その際にセレブレーションの1つとしてユニフォームを脱いでサポーターの下へ駆け寄っている。
マンC相手の得点で興奮したのだろうが、ユニフォームを脱げばイエローカードをもらう決まりとなっている。同メディアはフィルミーノがセレブレーションの影響で余計なカードを受けていると指摘しており、なんと2012-13シーズン以降では8回もユニフォームを脱いだことから警告を受けている。これは欧州五大リーグでプレイする選手の中では最多の数字だ。
もちろんフィルミーノも自身のカード状況を分かったうえでユニフォームを脱いでいるはずだが、カードを溜めすぎるとファウルで警告を受けた際にカードトラブルになってしまう恐れもある。よほどのシーンでない限りユニフォームを脱ぐセレブレーションは控えた方がいいだろう。