すぐにでも獲れる!「20代のフリーエージェント選手」10名

欧州では1月の移籍マーケットが後半を迎えた。東アジアなど春秋制のリーグでも、すでにチームが始動している状況だ。

ここで補強が完了していないクラブはかなり難しい交渉が要求されるはず。不安が残ったままシーズンをスタートさせれば、夏まで動くことができない…。

そんな時に重要になるのが、フリーエージェントの選手だ。どこのクラブにも所属しておらず、自由に交渉が可能。

移籍マーケットが終わったとしても彼らを獲得することは可能であり、期間以外では原則的に唯一の手段となる。

今回は、20代でフリーエージェントになっている選手を10名ピックアップしてみよう。市場価値は意味があまりないが、一応『Transfermarkt』から付けてみた。

ジョズエ(ポルトガル)
ポジション:MF
年齢:27歳
最後に所属したクラブ:オスマンルスポル(トルコ)
市場価値:350万ユーロ(4.8億円)

FCポルトの下部組織で育成され、ポルトガルの各年代で代表チームに入ってきたMFだ。フル代表でも3試合に出場した。

精度の高い左足は長短問わず威力を発揮し、VVVフェンロ時代には吉田麻也とともにプレーした。

今季はトルコのオスマンルスポルに所属していたが、12月27日に契約が解除されている様子。

フィリップ・ヴォルシャイト(ドイツ)
ポジション:DF
年齢:28歳
最後に所属したクラブ:メス(フランス)
市場価値:250万ユーロ(3.4億円)

ニュルンベルクで若くして活躍を見せ、レヴァークーゼンでもプレーしたヴォルシャイト。

2013年にはフル代表にも招集され、2試合に出場したことで知られるセンターバックである。

今季は川島永嗣が所属するメスに加入したが、1月6日に退団が決定している。

ヤン・キルヒホフ(ドイツ)
ポジション:MF
年齢:27歳
最後に所属したクラブ:サンダーランド(イングランド)
市場価値:200万ユーロ(2.7億円)

マインツ05でデビューし、2013年にはバイエルン・ミュンヘンにも引き抜かれた巨体のMFだ。2014-15シーズンはシャルケ04で内田と同僚になっていた。

2016年1月にはイングランドのサンダーランドに移籍したが、チームが降格したこともあって退団。その後はフリーとなっている。

ヤコブ・ヤンチャー(オーストリア)
ポジション:MF
年齢:29歳
最後に所属したクラブ:リゼスポル(トルコ)
市場価値:170万ユーロ(2.3億円)

EURO2016にオーストリア代表として出場したアタッカーは、一昨年ルツェルンを離れてトルコへと渡った。

2012年にはオーストリア・ブンデスリーガで得点王にも輝いた選手であり、A代表23capを保有。

非常に実績がある存在だが、昨年12月4日に給与未払いのため契約が解除された。韓国からのオファーが来たものの、それを断ったと伝えられている。

ヨー・インゲ・バルガ(ノルウェー)
ポジション:FW
年齢:27歳
最後に所属したクラブ:マルメ(スウェーデン)
市場価値:140万ユーロ(1.9億円)

かつてウディネーゼやセルティックにも所属していたノルウェー代表のアタッカー。2015年からはスウェーデンの強豪マルメでプレーしていた。

2017年には10ゴールを決めるなどキャリアハイの成績を残したものの、契約は1月1日で満了になっている。

現在トルコ方面からの関心があると言われているが、今のところ具体的な動きはない。

セサル・ピナレス(チリ)
ポジション:MF
年齢:26歳
最後に所属したクラブ:アル・シャルジャ(UAE)
市場価値:125万ユーロ(1.7億円)

キエーヴォ・ヴェローナに19歳から所属していたことでも知られる。ウニオン・エスパニョーラでの活躍で、昨年は初めてチリ代表に選出されたMFだ。

それが評価され、UAEのアル・シャルジャへと移籍。ところがわずか半年で退団しており、フリーの状態だ。

現在古巣でもあるコロ・コロが獲得に近づいているようである。

ルート・ボイマンス(オランダ)
ポジション:CF
年齢:28歳
最後に所属したクラブ:アル・シャバブ(UAE)
市場価値:100万ユーロ(1.4億円)

2010-11シーズンにはVVVフェンロで吉田麻也とともにプレーした長身ストライカー。

その後AZからローン移籍したウィレムIIで大活躍し、ユトレヒトでもゴールを量産した。

だが、昨季UAEのアル・シャバブを退団した後、ユトレヒトへの復帰が噂されたが実現せず。今はNACブレダやローダJC加入の噂がある。

ディエゴ・カペル(スペイン)
ポジション:FW
年齢:29歳
最後に所属したクラブ:アンデルレヒト(ベルギー)
市場価値:80万ユーロ(1.1億円)

一時はセビージャで「世界屈指のレフトウインガー」として評価されるほどの存在だったカペル。

退団後はスポルティング・リスボン、ジェノア、アンデルレヒトでプレーしたが、昨季限りで退団している。

現在グラナダCFやアルメリアが獲得するのではないかという噂はあるが、具体的な話はない。

ダヴィド・エンゴグ(フランス)
ポジション:FW
年齢:28歳
最後に所属したクラブ:パニオニオス(ギリシャ)
市場価値:70万ユーロ(1億円)

PSGでデビューした際は「次のトレゼゲになるのでは?」とも言われた神童だった。テストに来たトレゼゲを落としたPSGは、彼もすぐにリヴァプールへ売ってしまった。

しかしプレミアリーグで彼は期待に応えられず。ボルトン・ワンダラーズ、スウォンジー・シティ、スタッド・ランス、パニオニオスと渡り歩いた。

昨年夏にフリーになった後は所属クラブがない。インドネシアのペルセバヤに移籍するのではないかという噂がある。

セドリック・モンゴング(コンゴDR)
ポジション:DF
年齢:28歳
最後に所属したクラブ:モンペリエ(フランス)
市場価値:80万ユーロ(1.1億円)

かつてモナコで若くして活躍した巨漢DFモンゴング。エヴィアン、エスキシェヒルスポルでプレーし、多くの試合に出場してきた。

昨季はモンペリエに加入したものの、わずか1年で退団。夏からフリーエージェントとなっている。移籍先の噂もほとんどない。

© 株式会社ファッションニュース通信社