アメリカサッカー界の未来を背負う男はリオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウドの領域に近づけるほどの才能の持ち主なのだろうか。
昨季からはモナコとパリ・サンジェルマンで活躍するフランス代表FWキリアム・ムバッペが驚異の若手として注目を集めているが、ドルトムントに所属するアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチのことも忘れてはならない存在だ。プリシッチもムバッペと同じ19歳だが、すでにドルトムントで世界トップレベルの戦いを経験済みだ。
ブンデスリーガ公式サイトが注目しているのは、19歳になった時点でのプリシッチとメッシ、ロナウドの成績だ。もちろんメッシはバルセロナ、ロナウドはマンチェスター・ユナイテッド、プリシッチはドルトムントと所属クラブのレベルにも違いがあるため、単純に比較するのは難しい。しかし、プリシッチの成績は2人をやや上回っている。
まずクラブでの出場試合数だが、プリシッチは19歳を迎える時点で60試合に出場している。一方でメッシは34試合、ロナウドは53試合だ。クラブでの得点数はロナウドが6得点なのに対し、プリシッチとメッシは9得点で並んでいる。
代表戦を見てもメッシはアルゼンチン代表として9試合、ロナウドはポルトガル代表として2試合しかプレイしていなかったが、アメリカ代表の10番を任されるプリシッチはすでに18試合に出場。得点数もメッシとロナウドが2点なのに対し、プリシッチは7得点を記録している。
19歳になった時点でのプリシッチの成績は決して2人に劣っているわけではなく、今後彼らの領域に近づける可能性もある。ムバッペと同じく現10代最強プレイヤーはどこまで成長するのか。