北綱島支援校の審議、26日に延期 横浜市教委

 【時代の正体取材班=成田洋樹】横浜市立北綱島特別支援学校(同市港北区)を2019年度から分校に移行する案について、市教育委員会は18日、26日の臨時会で審議する考えを明らかにした。19日の予定だったが、岡田優子教育長らがインフルエンザに感染したとして延期した。

 18日も同校で2回目の保護者説明会が開かれたが、分校案に賛同する声は上がらなかった。21日にも開かれるが、保護者側が合意する見通しは立っていない。市教委は31日開会予定の市会定例会に関連条例改正案を提案する考え。

 市教委は肢体不自由特別支援学校の再編整備計画の一環として当初、同校を18年度末で閉校とする方針だった。保護者側が「人口が増えている市北東部が支援校の空白地域になる」と反発。その後、分教室案や分校案が浮上するなど曲折をたどっている。

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