至高のイチゴ品定め 平塚

 神奈川県内屈指のイチゴ産地・平塚市内の生産者が逸品を持ち寄り審査する品評会が18日、同市寺田縄の県立花と緑のふれあいセンター「花菜ガーデン」で開催された。

 各イチゴ農園の質を競い生産意欲を高めることを目的にJA湘南いちご部会が主催し、ことしで36回目。22人の部会員から「さちのか」「とちおとめ」「やよいひめ」など計36点が出品された。県農業技術センターや市の職員、市場担当者らが市場性や鮮度、果実の色や形状などの見た目の良さを比較審査。全ての品種を見比べ、入選10点を選んだ。

 特選となる平塚市長賞は吉野栄子さん(入野)が受賞。「パック詰めした時の縦横のそろいが良かった。過熟ではなくちょうど良い色づき」と講評された。品評会に出品されたものを含め約70パックが昼すぎから販売され、至高の果実を買い求めるファンらが列を作った。

 平塚のイチゴは翌日には店頭に並んでいることを想定し完熟した状態で収穫。市場から味や色づきに定評がある。

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