北外務省日本研究所、安倍首相を非難

北朝鮮外務省の日本研究所のスポークスマンが18日、朝鮮中央通信の質問に答える形で、日本の安倍政権を非難した。

スポークスマンは、安倍晋三首相が欧州6カ国を訪問し、「われわれの『核、ミサイル開発』と拉致問題を取り上げて、これらの国を反共和国圧迫共助に引き入れようと悪らつに策動した」と主張した。

また、河野太郎外相がアラブ首長国連邦とカナダを訪れて、北朝鮮との外交関係断絶圧力を扇動したと指摘した。

つづけて、安倍政権のこうした動きに対して、「なんとしても現行憲法を改悪して日本を戦争ができる国家に作ろうとするところにその目的がある」とした。

さらに、日本人拉致問題については「われわれの誠意と努力によってすでに解決済みの問題であることは世間が知っている事実である」とし、「今だに拉致問題をあちこちで取り上げるのは長期執権を狙った欺まん劇」だと非難した。

その上で、「安倍一味は、天に唾すような行為に執着せず、変わったわが共和国の戦略的地位を直視して対朝鮮政策を変更する方がよかろう」と忠告した。

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