市バス運転手2人を懲戒処分 川崎市交通局

 川崎市交通局は19日、バス運転手の男性2人を戒告の懲戒処分にしたと発表した。

 同局によると、鷲ケ峰営業所の運転手(46)は2016年12月2日、麻生区内の道路で市バスを運転中、同一方向に走っていた自転車の男性(85)を右側から追い抜いた際、接触して転倒させ、骨盤骨折などのけがを負わせた。昨年9月に自動車運転処罰法違反(過失運転傷害)の罪で起訴され、川崎簡裁から罰金70万円の略式命令を受けた。

 また、塩浜営業所の運転手(58)は昨年10月11日、営業所内の所定の喫煙場所以外で喫煙したり、折り返し所の屋外で小便したりしたほか、運行中にバスの乗客に「じろじろ見るな」など不適切な発言をした。これまで服務規律に関する指導を度々受けながら改善が見られなかったという。

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