手渡し型詐欺で被害4600万円

 横浜市旭区に住む60代の無職女性が18日、次男を名乗る男らに現金4600万円とキャッシュカード1枚をだまし取られた、と110番通報した。ほかに次男の銀行口座からキャッシュカードを使って300万円が引き出された。旭署が手渡し型の詐欺事件として調べている。

 同署によると、11日から17日までの間、女性宅に次男と次男の上司を名乗る男らから「書類や小切手が入ったかばんを盗まれた」「上司と金を工面しているが足りない」などと複数回、電話があった。

 女性は次男の上司の息子を名乗る男2人に対し、11日に川崎市内で1100万円、12日に横浜市内で900万円と次男名義の銀行のキャッシュカード、17日に東京都内で2600万円を手渡した。

 銀行口座から300万円引き出されていることに気付いた次男が18日午前、女性に連絡し発覚した。

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