東京電力などの合弁会社「JERA」(東京都中央区)は19日、同社が進める横須賀火力発電所(横須賀市久里浜)の新1、2号機建設計画に関する「環境影響評価(アセスメント)準備書」を公表した。3月5日まで同社ホームページのほか、横須賀市役所など県内12カ所で縦覧できる。
環境影響評価法に基づく全4段階の手続きのうち3段階目で、同社が18日、経済産業相に届け出るとともに、県知事と横須賀市長にも送付した。
準備書によると、着工と運転開始は新1号機は2019年と23年、新2号機は20年と24年を予定。最新鋭の装置を導入することで大気汚染物質の排出量を低減するほか、大規模な土地の改変は行わず、工事による環境負荷の軽減も図る、などとしている。
縦覧場所は横須賀では市役所内の市政情報コーナー、県横須賀三浦地域県政総合センター環境部、久里浜、浦賀、北下浦の各行政センター、東京電力フュエル&パワー横須賀火力発電所の6カ所。市外では県庁環境計画課やかながわ県民センターなど。いずれも土、日、祝日は縦覧できない。
説明会は今月30日午後5時40分からヴェルクよこすかで、2月4日午後1時半から久里浜行政センターでそれぞれ開く。事前申し込みは不要。意見書(3月5日消印有効)の提出も受け付けている。問い合わせは、同社発電・エネルギーインフラ部電話03(6327)5674。