知って得する太陽光 横浜市で21日に学習会

 日々の暮らしから温室効果ガスを減らそうと、横浜市地球温暖化対策推進協議会(松本真哉会長)が同市と協力し、太陽光発電の普及キャンペーンを進めている。東京五輪が開催される2020年を当面の目標に設置を広く呼び掛け、エコポイントで還元する取り組みも展開。21日には、港北図書館(港北区菊名)で学習会を開く。

 太陽光発電は温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)の排出を削減しながら、電気代を節約できるのが利点。従来は高額だった設置費用も低下傾向で、余剰電力を電力会社に売ることも可能だ。その普及に向け、推進協と市は太陽光発電のメリットなどを解説したリーフレットを作製。温暖化対策の効果だけではなく、災害による停電時にも有効とPRしている。

 また、推進協は太陽光の設備を設置した家庭などを対象に、家電量販店ノジマの店舗で省エネ家電を購入できるエコポイント券(8千円分)を還元する取り組みも実施。昨年8〜12月で約30件の利用実績があり、本年度は今年2月末まで受け付ける。

 キャンペーンを利用して車庫の屋根に取り付けた戸塚区の女性は「省エネのために以前から設置しようと思っていた。災害時は地域の役にも立てる」と期待する。推進協の佐藤一子事務局長は「エコポイント還元の取り組みは18年度以降も続けたい」としている。

 学習会は「太陽光発電は地球を救えるか!?」がテーマ。市の幹部や事業者などが「脱炭素社会」に向けた取り組みを語る。午後1時半〜4時半。問い合わせは、推進協電話045(681)9910。

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