アフガニスタン・カブールでホテル襲撃事件、半日後鎮圧(1/21) 一時約150人が人質に、うち死者5人・負傷者10人 犯人3人も全員死亡

複数報道によると、現地時間20日21:00過ぎ、アフガニスタンの首都カブールにある、外国人も利用する「インターコンチネンタルホテル」を武装グループが襲撃し、ホテル内で人質約150人をとり立てこもりましたが、治安部隊との銃撃戦の末、約12時間後に鎮圧されました。
これまでに死者5人・負傷者10人が出ているとの情報もありますが、現時点で日本人の被害情報はありません。【21日16:00現在、各種報道からレスキューナウまとめ】 

■事件概要
・首都カブールで、武装グループが国営の「インターコンチネンタルホテル」を襲撃〔NHK〕
・武装グループは3人で、銃撃戦や自爆などで全員死亡〔NHK〕
・ホテルでは爆発や火災が発生したとの情報も〔毎日〕
・事件発生当時、100人以上の宿泊客がいたとの情報も〔TBS〕

【人的被害】〔NHKなど〕
・死者5人、負傷者10人
・これまでに人質130人以上が解放された

・カブールにある日本大使館によると、現地で在留届を出している日本人は、すべて無事が確認された〔NHK〕

■その他
・カブールではアメリカ大使館が武装集団がホテルを襲撃する可能性があるとして、18日に警戒を呼びかけていた〔TBS〕
・このホテルは警察が警備を担当してきたが、今月から安全対策強化のためとして民間の警備会社に変更され、ホテルの訪問者に対する身体検査などが強化されていた〔NHK〕

・現時点で犯行声明は確認されていないが、以前に起きた同様の事件ではタリバンが犯行声明を出している〔毎日〕
・2011年6月、同ホテルは反政府武装勢力タリバンにより襲撃され、外国人2人を含む12人が死亡、8人が負傷している〔NHK〕
・カブールでは2014年3月、別の高級ホテル「セレナ・ホテル」が襲撃され、外国人を含む9人が死亡。15年5月にも別のホテルで米国人ら少なくとも14人が死亡するテロがあった〔毎日〕

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