ママチャリ日本グランプリ、座間チームが全国2位に 座間市

表彰状2枚を掲げるメンバーとサポートした関係者

 1151チームが参加した「第11回ママチャリ日本グランプリ チーム対抗7時間耐久ママチャリ世界選手権」が1月7日、静岡県の富士スピードウェイで行われた。昨年9月に開かれたママチャリ座間グランプリで優勝し、出場権を獲得したチーム「いっちょやってみっか」のメンバーを中心とした座間チームが総合2位、無段ギアのクラスでは優勝と快挙を成し遂げた。

座間GPの実力生かす

 同グランプリは、タイヤが26インチの買い物カゴ付自転車(ママチャリ)で、富士スピードウェイのレーシングコースを7時間走り続けるもの。国際大会にも使用されている本格的なコース(1周4563メートル)を交代で走り、その周回数と最終通過タイムを競う。1チームは3人から10人で編成される。

 NPO法人足跡の会(溝渕信一理事長)が主催した座間グランプリを、5人チームで制した「いっちょやってみっか」は、優勝特典として日本GPの出場権を得ていた。

 招待チームとして参加したため「座間ママチャリGP優勝チーム」として登録し臨んだ大会。競技時間が座間GP(4時間)に比べて3時間長くなることから、知人や昨年座間GPの優勝者といった2人が加わり、7人でチームを組んだ。

若い力で快走

 チームのリーダーを務める小松原在住の佐久間崚さん(18)ら、「いっちょやってみっか」のメンバーは、ロードバイクを楽しむ仲間で、普段から脚力を鍛えている。今大会に臨むにあたり佐久間さんたちは、正月明けてすぐなので、体を動かすように心掛けたという。無段ギアで参加したことについて佐久間さんは「座間では無段ギアで優勝したので、日本GPでも無段で優勝できればかっこいいかなと思って」と話す。

 メンバーは佐久間さんのほか、座間GPを制した酒井駿さん(21)、平澤恭(18)、饗場啓太さん(18)、鈴木一麿さん(17)と新たに加わった松本陸さん(17)、齊藤龍哉さん(19)の7人で、高校生や大学生など学生を中心としたチーム。足跡の会の会員や保護者などがサポートする中、レースはスタートした。

 快調に走り続け、一時はトップに立つこともあった同チーム。7時間で49周、223・6キロメートルを走り抜けた。総合優勝したチームとは同じ周回数だったが、最終通過タイムが2分50秒及ばず惜しくも2位となった。しかし、無段ギアのクラスでは最も多く走り「ワールドチャンピオン」の称号を得た。

無段優勝に満足

 佐久間さんは「総合優勝できなくて残念でしたが、チーム力でしっかり戦えて、無段では優勝できたので良い結果が残せたと思います」とレースを振り返り、来年の座間GPに向けては「仮装して出てみようかな」と笑顔で話していた。

 足跡の会の溝渕理事長は、同チームの活躍を祝し、祝勝会を2月4日(日)、オークラフロンティアホテル海老名で開催する予定。時間は午後6時から。

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