おいしいよ!地元産ダイコン 横浜・栄区の小学校給食

 横浜市栄区が地元農協や農家と連携、子どもたちへの食育活動に注力している。農業への理解を深めてもらおうと、小学生向けリーフレット「さかえの野菜を知って・食べて・元気に!」を作成。23日には、地元産ダイコンを使ったけんちん汁が、区内の全小学校(14校)の給食で提供された。区内産野菜による共通献立は、区として初の試みという。

 事業は「栄区内小学校 学校食育研究会」と「同 栄養教諭・学校栄養職員研究会」の協力を得て実施した。

 リーフレットは、A4判カラー4ページ。3年生が授業の一環で行う「まち探検」で活用できるよう、農地や農協直売所の地図を、顔写真を添えて掲載。区内には、代表的な野菜が24種類もあることなどを紹介している。本年度は3〜6年生に、来年度からは3年生のみに配布するという。

 この日、市立上郷小学校には小山内いづ美区長も訪れ、2年生のクラスで一緒に給食を楽しんだ。地元野菜について、教員の話を興味深く聞いた児童たちは、「おいしかった!」と笑顔を見せた。

 小山内区長は、関係者が1年近くかけて準備してきたと明かした上で、「来年度以降も(地産地消給食を)ぜひやっていきたい」と話していた。

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