四国電力、伊方発電所3号機の安全性確認 神鋼、三菱マテ子会社の不適切品使用で

 四国電力は22日、神戸製鋼所と三菱マテリアル子会社の三菱電線工業、三菱伸銅から調達した不適切製品に関し、伊方発電所3号機の安全性に問題がないことを確認したと発表した。

 四国電力の調査によると、神戸製鋼所と三菱伸銅の製品には問題が見つからなかった。一方で、1次系のポンプ(高圧注入ポンプ2台、格納容器スプレイポンプ1台、余熱除去ポンプ1台)に使用している三菱電線製のシール材(Oリング)については、製造記録の保有期限が満了し不適切行為の有無が確認できないものがあったため、当該シール材は交換した。

 なお、当該ポンプについては、設置時に行う各種試験や定期的に実施する運転において機能に問題がないことを確認しているとした。

© 株式会社鉄鋼新聞社