『Africanfootball』は22日、「中国超級リーグの北京国安は、第三者を通じて移籍金を支払った可能性がある」と報じた。
先日ビジャレアルのコンゴ民主共和国代表FWセドリック・バカンビュが退団を発表した。
その理由は中国の北京国安から契約解除条項を満たすだけの入札があったためだとされている。
その額は4000万ユーロ(およそ54.5億円)であり、もはや移籍はほぼ決まりだと言われていた。
しかし、その後中国側からはまだアナウンスが出ておらず、正式な決定は下されていないというのだ。
記事によれば、どうやらこの移籍金支払いには大きな疑惑があるようだ。
中国では昨年外国人選手の獲得で支払われる移籍金に100%の税金支払いが義務付けられることになった。
当然バカンビュの獲得もそれに該当するはずであるが、なんとこの取引で移籍金を支払ったのは「第3者企業」の可能性があるとのこと。
それによって契約を解除させた後で、北京国安がバカンビュをフリーで獲得し、税金の支払いを逃れるという手段のようだ。
この報道が正しいとすれば、さすがに中国は賢いというか、したたかというか…である。