日本付近は冬型の気圧配置が強まり、北日本~西日本の各地で極寒の朝を迎えている。25日午前5時現在、全国およそ930地点のアメダス観測地点の中で860地点で、最低気温0℃未満の「冬日」となっている。
北海道喜茂別町で-31.3℃ 関東も冷え込む
25日午前5時までの最低気温は、北海道虻田郡(あぶたぐん)喜茂別町で-31.3℃を観測、今シーズン初めてー30℃を下回って全国で最も低い気温となった。
東京都心は、午前5時過ぎにー3.7℃を観測し、1984年以来34年ぶりの低さとなっている。(※2014年に観測地点を変更)このあとさらに気温が下がりー4℃以下になると1970年以来の記録となる。
きのうー8.6℃を観測した埼玉県さいたま市は、きょう午前4時半過ぎにー5.6℃を観測、久喜市は午前2時過ぎにー9.2℃を観測し今シーズンの最低気温となった。
西日本も氷点下のところが多くなり、愛知県名古屋市では-3.6℃を午前4時40分頃に観測した。
日中もひとケタ気温
きょう午前5時現在、東北から西日本の広い範囲に低温注意報が出ている。日中も強い寒気の影響で気温は上がらない見通しだ。雪が続く日本海側だけではなく、晴れる太平洋側も厳しい寒さとなる。
25日の予想最高気温 (平年差)
札幌 ー4℃ (ー3℃)
仙台 0℃ (ー5℃)
新潟 0℃ (ー5℃)
東京 4℃ (ー5℃)
名古屋 4℃ (ー5℃)
大阪 3℃ (ー6℃)
福岡 3℃ (ー6℃)
那覇 17℃ (ー2℃)
(気象予報士・崎濱綾子)