東京鉄鋼・八戸工場、無害化処理施設の認定を取得 低濃度PCB廃棄物

 東京鉄鋼(社長・吉原毎文氏)はこのほど八戸工場(青森県八戸市)が1月11日付けで低濃度のポリ塩化ビフィニル(PCB)廃棄物の無害化処理施設として環境大臣の認定を取得したと発表した。

 同工場では既存の廃プラ炭化炉施設に増設した低濃度PCB廃棄物の処理機能により高度な技術を用いた無害化処理を行う。これにより、無害化後の金属類だけでなく、碍子なども製鋼用電気炉の高温溶融処理機能を活用して完全再資源化に取り組むとしている。

 同工場の処理能力はロータリーキルン式ガス化焼却炉が1日当たり6・7キロリットル(廃PCBなどやPCB処理物=廃油に限る)、小型焼却炉が同322キログラム(PCB汚染物やPCB処理物)、固定床炉が同7・2トン(同)。

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