観客動員数6000人及ばず、でも過去最高/八王子トレインズ 八王子市

 バスケットのB3リーグを戦う東京八王子トレインズが2試合で観客6千人の動員を目指した、今年最初のホーム(エスフォルタアリーナ八王子)ゲームとなる「アイシン・エィ・ダブリュ アレイオンズ安城」戦が13・14日、行われた。

 試合は初日、同リーグで首位を走るトレインズが82対59と「横綱相撲」の試合展開でアレイオンズ安城を圧倒したものの、翌日は最終ピリオドで盛り返しながらも一歩及ばす、71対73の僅差でトレインズが敗北。ホームで白星を積み重ねることができなかった。

2日間で3292人

 では観客数は――。13日が1537人、14日は1755人の計3292人に終わった。「抽選会や映画上演などの催しを実施し、集客を図ったが及ばす残念。ただ、1試合700人弱だった今年に入ってからの平均観客数が倍以上になったことは、クラブとして自信になった」とトレインズの広報担当は話し、ファンやスポンサーが知り合いを誘い盛上げてくれたことがその要因のひとつになったと感謝の気持ちを口にする。

 同チームのスポンサーを務める、市内で不動産業にあたるエスエストラストの杉本浩司社長は「初めて生で試合を見た。迫力満点。これからも応援していきたい」と興奮気味に試合の感想を漏らしていた。

2部昇格視野

 同クラブが観客数増にこだわるのは、2部昇格を視野に入れていることも理由のひとつ。このまま首位で走り抜けることができれば、5月には2部昇格をかけた入れ替え戦を迎える。仮に勝利したとしても、Bリーグの規定にある、2部チームに課せられた1試合当たりの平均観客動員数(千人以上)をクリアできなければ、その足かせになる可能性があるのだ。「そのためには、今から1試合当たり千人以上の来場をキープしたい」と先の広報担当者は意気込んでいる。
 

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