2018長崎県知事選 候補者に聞く④完 中村法道氏(67)無所属 現=自民、公明推薦

◎投票率どう引き上げるか

 前回知事選の投票率については重く受け止めなければならないと思っている。投票率向上のためには、これまでも商業施設への期日前投票所設置などの投票しやすい環境づくりや、若年層への啓発活動に取り組んできた。今後は県民の皆さまに寄り添った施策の推進や県政への関心を高めていただく広報活動により注力する必要があると考える。

◎当選後まず取り組むこと

 長崎県最大の課題、人口減少と県民所得向上に引き続き取り組む。健康長寿日本一の県を目指すなど県民に生きがいを持ってもらえる施策、海洋再生可能エネルギー関連産業の拠点形成、航空機・ロボット・IoT(モノのインターネット)関連産業等の次世代産業の育成、誘致など産業に活力を与える施策、地域の活性化など暮らしに潤いを与える施策に取り組みたい。

◎知事に求められる資質

 まず、県政のトップとしての決断力、加えて諸課題の分析力と解析力、そして政策に結び付ける力、さらには施策を推進するに当たってのリーダーシップ、そういったものが必要だと思う。また、ハードスケジュールである日々の公務にも支障を来すことのない健康な心身。これも非常に大切だと8年間の経験から実感している。

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