◎投票率どう引き上げるか
選挙に対する関心を高めることが必要だと感じる。選挙前や期間中の候補者討論会など、積極的に実施することが必要である。若い有権者の皆さんに会員制交流サイト(SNS)なども活用し、政策を届けることも重視する必要がある。県政を身近に感じることができるよう日ごろの取り組みが問われている。
◎当選後まず取り組むこと
さまざまな重要課題がある中、次の二つは最優先で取り組む。一つは農業も漁業も、そして防災も両立する諫早湾干拓の排水門開門を目指し、話し合いの場をつくり協議を進める。湾の閉め切りから20年、確定判決から7年が経過し、有明海と漁業の再生は待ったなし。もう一つは、住民合意のない石木ダム建設の中止。寒空の下でも頑張る地権者の思いに直ちに応えたい。
◎知事に求められる資質
県民の声をよく聞くこと。現職候補には行政の長の姿勢として疑問を感じる。新幹線問題では県民の声を聞かず全線フル規格を要望し、石木ダム問題では地権者の「会って話がしたい」「納得いく説明を」の声を聞こうともせず問答無用で工事を進めている。諫早湾問題では漁民、営農者双方の声を聞き、解決のために努力すべきにもかかわらず、対立をあおっている。