『BBC』は23日、「元イングランド代表MFジョーイ・バートンは、ギャンブルを禁止したら半分の選手がいなくなると警告した」と報じた。
昨年、10年間に渡って1260試合の結果にお金を賭けていたことが発覚し、最終的に18ヶ月もの出場停止処分を受けたバートン。
イングランドでは8部リーグ以上でプレーしている選手全員にサッカー関連のギャンブルを禁止している。これは八百長防止の意味も持っているものだ。
しかし、バートンはイングランドでギャンブルの文化が浸透しているということを踏まえて容認すべきであると訴えたという。
ジョーイ・バートン 「もしイングランドのリーグが、賭けをやっていた者を全員特定して、彼らを出場停止にしたならば、半分の選手がいなくなってしまうだろうね。
プレーしている50%の者はギャンブルをやっているだろう。オレはそう思う。なぜなら、これは文化に深く浸透しているからだ」
ジョーイ・バートン 「ギャンブルについてのルールや規制は、日に日に厳しくなっているよ。
最終的には、我々は全面的にこれを禁止されてしまうかもしれないね。サッカーの中に賭けはどこにも存在しないと。
我々の考え方が間違っているのは、ギャンブルの規制と八百長や買収の規制が一緒くたになっていることだ。
八百長は間違っている。それはスポーツの精神を脅かすものだ。それは薬物でパフォーマンスを高めることと同じだ。
ギャンブルで罰則を受けたことに怒りはない。しかし、文化的にはこれを容認すべきであると思う。
賭けること自体に間違いはない。人々が限界を超えて賭け始めるリスクが、ちゃんとコントロールされていればね」