川崎フロンターレ 連覇へ「より攻撃的に」 地元出身・齋藤選手が加入 川崎市麻生区

活躍が期待される新加入選手ら

 昨年、クラブ創設21年目で悲願のリーグ初優勝を遂げた川崎フロンターレ。連覇を狙うチームの2018年新体制発表会が1月21日、市内のカルッツかわさきで開催され、今年の方針や新加入選手が発表された。

 今年のクラブキャッチフレーズは『Go Sensational!(ゴー・センセーショナル)』。チームとファンやサポーター、スポンサー、地域が一体となって、日本からアジア、そして世界でセンセーション(衝撃)を起こすという意味が込められている。

 ステージに登場した鬼木達監督は「連覇はもちろん数多くのタイトルを取りに行く」と力強く宣言。チーム編成については、庄司春男GMが昨年のリーグ戦で1点以内の引き分けが多かったことに触れると、「うちは1―0で勝つチームではない。複数得点で圧倒しないといけない。今回は攻撃サッカーを推進するため、得点に絡む選手を中心に編成した」と強調した。

 今回新加入したのは、小気味の良いドリブルで攻撃の起点となる齋藤学選手、J1で前人未到の200ゴールをめざす大久保嘉人選手ら7人。選手が登場すると会場からは大きな拍手が送られた。

 横浜Fマリノスから移籍した齋藤選手は幸区出身で日吉小、塚越中、市立川崎高を卒業。齋藤選手は「今までライバルとして多くの試合をしてきたが、まさか自分がこのユニフォームを着るとは思わなかった。このチームで4冠をめざしたい。しっかりケガを治してチームの力になり大きく成長したい」とあいさつ。FC東京から1年で復帰となった大久保選手は「1回チームを出て(フロンターレのことが)やっぱり好きなんだなと。戻って来れてすごく嬉しい。タイトルを取りたい」と連覇を誓った。

 チームは明日から沖縄で2次キャンプに入る。今季の初戦は富士ゼロックススーパーカップ。試合は2月10日(土)、埼玉スタジアム2002でセレッソ大阪と対戦する。

サポーターとハイタッチする齋藤選手

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