グランプリのうわさ話:国会の手続きミスで2018年のF1イタリアGPが開催危機?

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 イタリアGPの将来は、まだ完全に保証されたわけではないという。すでに新しい開催権契約は、全ての契約当事者によって正式に署名されているにもかかわらずだ。

 どうやら、イタリア国会の手続き上のミスにより、私企業が運営するイベントに公有地を使用することに関する法律の修正について、2017年最後の会期中に採択が行われなかったらしい。その結果、イタリアGPの開催権を持つミラノ自動車クラブは、法律上は今年のグランプリを開催できないことになるのだ。

 この法律の修正は、2018年の予算法案の一部として承認されなければならず、すでにイタリア国会での修正は手続き上、間に合わない。

 このため、現在一部の有力議員たちは、イタリアGPが今年のカレンダーから外されないように、休会中に新しい法律を採択することで対応しようとしているようだ。

続きはF1速報WEBで掲載中
■バージボードの高さ制限案が通った理由
 このところマクラーレンのザック・ブラウンは、新しいF1マシンのデザインを、少しでもスポンサーのロゴが見やすいものにしようと、あれこれと働きかけを行っている……
■市街地デモラン増加計画でチームが戦々恐々
 今年、FOMは市街地でのデモンストレーションイベントを、さらに増やそうと計画している。昨年ロンドンで開かれたイベントが、大好評を博したのを受けてのことだ……

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