プールの事故で弟が麻痺の残る体に…ラメラの激白が心に刺さる

2013年、巨額の移籍金でトッテナムへ移籍したアルゼンチン人FWエリック・ラメラ。

まだ25歳ながら怪我や精神的な問題による長期離脱も経験している。『Guardian』がその彼のインタビューを伝えていた。

それによれば、ラメラの弟アクセルは2016年12月にアルゼンチンのプールで頭をぶつけたことで麻痺が残る体になったという。

エリック・ラメラ(トッテナムFW)

「(事故後)数か月間、彼は動くことすらできなかった。

今はいくらか動けるようになっていて、普通の生活に戻るために日々取り組んでいるんだ。

医師は再び歩けるようになるかもしれないと言っている。でも、それは全てリハビリ次第だ。

ゆっくりとしたプロセスになるだろうし、多くの忍耐が必要さ。

彼は車椅子に縛られている(車椅子が手放せない状態?)」

エリック・ラメラ(トッテナムFW)

「アクセルは21歳だ。あぁ何て言えばいいのかな。

彼とはとても仲良しだし、今はこの辛い経験を乗り越えさせようとしている。

(弟の件は)人生において大事なことを思い知らされることのひとつだ。

例えば、健康はフットボールよりもはるかに大事だと思い知らされた」

「自分にはフットボールのキャリアがあるし、怪我はその一部だ。

でも、アクセルについて話していることは全く違う。最悪のことにもなりえた。

彼が事故から生き残ることができたこと、そして回復プロセスを進められていることについて、神に感謝しているよ。

この話(事故の知らせ?)を聞いて恐ろしかった。

僕は遠く離れていたし、本当に厳しかった。

ありがたいことに彼は生存し、素晴らしい男であるマウリシオ(・ポチェッティーノ監督)は弟と一緒にいるためにアルゼンチンに帰国することを許してくれた。

実際にはそれだけじゃない。彼が帰国するためのチケットを取ってくれたので、僕は弟のそばにいることができたんだ」

当時臀部の故障で離脱中だったラメラ。英国帰国後には愛犬の死にも直面し、結局13か月もピッチから離れることに…。その背景にはこんな出来事があったようだ。

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