県選管は知事選と県議補選を巡り、移転したばかりで市民の見学が相次ぐ新県庁舎内で、食堂前など目立つ場所に啓発ポスターを張りCMを大型モニターで流すなど投票率アップに躍起になっている。
行政棟の正面玄関から入り昼食時間帯に列ができる2階食堂に行く場合、「投票はみんなのため」などと記したポスターや高校生が出演するCMを計13カ所で目にする。8階展望台でもモニターやポスターで表示。県選管によると、銀行の支店などを含め新庁舎の37カ所にポスターを張り、食堂や総合窓口には啓発ティッシュ計千個を置いた。
午前9時半と11時半には、投票日(2月4日)を伝え「忘れずに投票を」とアナウンス。続けてラジオ版CMも放送され、高校生が「私たち18(歳)だから投票できるじゃん」などと啓発する。
前回知事選の投票率は過去最低の40・72%。今回も投票率の低迷が懸念される。県選管は「知事選は主に県選管が啓発を進める形。ベストを尽くす」としている。