ライバルのレアル・マドリードが本拠地サンティアゴ・ベルナベウでなかなか勝てない中、バルセロナはカンプ・ノウで異常な強さを誇っている。25日にはスペイン国王杯2ndレグでエスパニョールとホームで対戦し、1stレグの敗戦(0-1)を跳ね除けて2-0の勝利を収めた。今やカンプ・ノウはバルセロナの勝利を保証する場なのだ。
スペイン『as』によると、バルセロナがカンプ・ノウで無得点に終わったゲームは昨年4月のチャンピオンズリーグ・ユヴェントス戦以来1度もない。あの時はユヴェントスの守備に完璧に抑え込まれてしまったが、それ以降バルセロナサポーターはカンプ・ノウで毎回ゴールシーンを目にしている。何より恐ろしいのは得点率で、ユヴェントス戦以降カンプ・ノウでは1試合平均3.5得点を記録している。
ホームで1stレグのリードを守り切れず格下のレガネスに敗れたレアルと、ダービーマッチで1stレグのビハインドを見事に跳ね返したバルセロナ。今回のスペイン国王杯準々決勝は両チームの出来を象徴するかのような結果だった。カンプ・ノウで抜群の安定感を誇っていることはチャンピオンズリーグ決勝トーナメントの戦いでも活きてくるだろう。
カンプ・ノウにやってくる相手はバルセロナを攻略するために得点を奪う必要があり、無失点で切り抜けるといった案はほとんど通用しない。これは相手にとっては厄介な問題だが、今のバルセロナをカンプ・ノウで抑え込めるチームは存在するか。