夢の”日本人ウイングコンビ”の実現に独紙も期待 原口&宇佐美はデュッセルドルフの英雄になれるか

チームに揃った宇佐美と原口 photo/Getty Images

昨夏アウグスブルクから出場機会を求めてブンデスリーガ2部のデュッセルドルフにFW宇佐美貴史がレンタル移籍した時、デュッセルドルフでは日本人フィーバーが起こった。デュッセルドルフには日本の企業も多く、ドイツでも屈指の日本人街があるからだ。宇佐美の獲得は日本人サポーターを惹きつけるうえで最適なビジネスだった。

そのフィーバーに続くのが、先日ヘルタ・ベルリンからやってきた日本代表FW原口元気だ。原口も宇佐美と同じく所属クラブで出番を失い、2018ロシアワールドカップへ向けて出場機会を確保するべくデュッセルドルフ行きを選んだ。日本人アタッカーがデュッセルドルフに揃うことを誰が予想しただろうか。

独『Express』も2人が揃ったことを特集しており、夢の「日本人ウイングコンビ」が実現するかもしれないと伝えている。同メディアの見解ではカットインからシュートを狙う形を持つ宇佐美が左サイド、縦への突破力がある原口は右サイドで活きるはずと捉えている。日本人がデュッセルドルフの両サイドを担当するシナリオも十分に考えられる。

もっとも指揮官のフリードヘルム・フンケルは原口が攻撃的なあらゆるポジションをこなせると評価しているため、同メディアの予想通りにいくとは限らない。それでも日本人が同時にピッチに立つことはデュッセルドルフ在住の日本人サッカーファンを魅了するだろう。デュッセルドルフでさらなる日本人フィーバーが起こるのは確実で、現在2位のデュッセルドルフが1部昇格を決められれば宇佐美と原口の日本人コンビが英雄と言われるようになるかもしれない。

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