島原半島 序盤、首位争い 累計6位に

 第1日7位の島原半島が累計順位を6位に上げた。レース序盤は日間1位争いに絡み、計3人が区間賞を獲得。植田総監督(小浜消防署)は「前半でいい流れができ、後ろの選手も刺激を受けてよく走ってくれた」とうなずいた。

 第2日は6位発進から、2区溝口(創成館高)の区間賞の快走で日間首位に浮上。3区で2位になったが、4区近藤(島原工高)が「春から就職で長崎を離れる。島原半島に恩返しをしたい」と力を振り絞り、再びトップに立った。12区でも徳永晃(東農大)が区間1位の好走を見せるなど、みんなで粘り強くたすきをつないだ。

 15回目の出場となる今大会での引退を決めている植田総監督は「持っている力を存分に発揮してくれている」と笑顔を浮かべた。大会も残すところ、あと1日。選手たちの力走を一つ一つ、目に焼き付けていく。

第4中継所。島原半島の近藤(島原工高、左)から入江(島原高)へたすきをつなぐ=北松佐々町

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