地元産の魚の料理を通じ、親子で地産地消や食育を学ぶ教室が27日、長崎県諫早市山川町の西諫早公民館であり、10組が「レンコダイのアクアパッツァ」と「簡単イカめし」を作った。
地域の主婦らでつくる「食育で西諫早を元気にする会」(副島富美子代表)が2008年から毎年開催。県内の企業から魚介類や県産米、調味料の提供を受けた。
副島代表は「『食』の字は人を良くすると書く。昔ながらの一汁三菜など基本を見直してほしい」とあいさつした。
参加者は、会員から魚の目の透明度や身の弾力などから鮮度を見極める方法を学んだ。うろこをペットボトルのふたで取り除いた後、魚をさばいたり、イカにご飯を詰めたりするなどの調理に取り組んだ。
完成した料理は全員で試食。西諫早小3年の小川詩乃さん(9)は「イカめしにつまようじで穴を開けたら、味が染み込んでおいしかった」と話した。