ラグビーファンの誘客目指す 英・旅行代理店社員が鎌倉訪問 鎌倉市

鎌倉彫の説明を受けた2人

 神奈川県は2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップを契機に、外国人観光客の増加を目指している。

 県の呼びかけにより、イギリス・イングランドの同大会公式旅行代理店の関係者が1月16日、鎌倉市内を視察した。

 鎌倉を訪れたのはマーカス・ニールさん(46)とカーリー・ウィーラーさん(35)。2人はこの日、県職員らの案内を受けながら、大仏殿高徳院や鶴岡八幡宮、日本料理店「鉢の木」を巡ったほか、人力車に乗っての英勝寺拝観、小町通りの散策などを行った。

 鎌倉彫の老舗・博古堂では、後藤圭子代表取締役が歴史や特徴について説明。後藤さんが「鎌倉彫会館で制作体験ができるほか、1階のカフェでは鎌倉彫の器で食事もできる」とPRすると「体験や食事は何人まで可能か」など、熱心に質問していた。

 ニールさんは「鎌倉は初めて訪れたが、まちの清潔さや人力車の車夫のもてなしなど、全てが素晴らしかった。今日見たもの、体験したことは自信を持ってお客様に薦めることができる」と話していた。

© 株式会社タウンニュース社