「いなりっこ」の面や衣装など展示 三浦

 子どもたちが面を付けて踊る郷土芸能「いなりっこ」の奉納に合わせた特別展示が、三浦市三崎の郷土資料館「チャッキラコ・三崎昭和館」で行われている。昭和初期に使われたとされる面や衣装など約40点を展示している。2月12日まで。

 いなりっこは海南神社に奉納される面神楽の“子ども版”で、市の重要無形民俗文化財に指定。2月11日に同神社に奉納され、五穀豊穣などを祈願して園児から中学生までの約20人が舞う。

 会場には、市教育委員会が所蔵する昭和10年代に使用されたとみられるひょっとこやキツネの面、衣装、道具などが並ぶ。パネルで「国固め」「恵比寿の舞」「天狐(てんこ)の舞」などの演目についても説明している。

 展示は午前10時〜午後4時。入場無料。水・木曜休館。問い合わせは、同館電話046(882)3156。

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