寒さに負けず… 玉縄桜が開花 鎌倉市

 今年も「玉縄桜」の開花が始まり、鎌倉に一足早い春の訪れを告げている。

 玉縄桜は県立フラワーセンター大船植物園で育成され、1990年に品種登録されたオリジナル品種。普及活動に取り組んできた長田克己さんによれば、市内関谷の高齢者施設「ラペ鎌倉」の敷地内では1月中旬から、花びらがほころびはじめたという。

 長田さんは「早咲き・長咲きが特徴の玉縄桜だが、例年開花するのは2月10日前後。今年は厳しい寒さが続く中でいつもより20日ほど早く開花し驚いている。節分の頃にはもっと花をつけているのではと楽しみ」と話していた。

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