戸塚町 国道1号下に新トンネル 通行の安全性を確保 横浜市戸塚区

開通した新トンネル。車道、歩道ともに既存トンネルより広がった

 市道戸塚第420号線(新宮之谷(しんみやのやと)トンネル)が1月18日に開通し、地域住民らの活用が始まっている。

 旧東海道の大坂下近く(戸塚町3329先)から国道1号を横断する全長170mのこの道路(=地図参照)。トンネル部分を含め、車道が2車線ある(幅全7m。片側3・5mずつ。トンネル内の歩道は2mと3m)。

 既存トンネルは、車両が1台しか通れなかったことから(歩道は片側のみ1m)、地元町内会などから「歩行者や車両の通行の際、十分な安全確保が出来ない」との要望があり、2006年度から事業着手がされていた。

 工事着工は10年度からで、開通までに7年間を要したことになる。工事主体者の戸塚区土木事務所担当者は「地盤が弱かったことから改良をしながらの工事となった。上に国道1号が走っているため、慎重に進めてきた」とその理由を説明する。

 既存トンネルは地元の希望により残され、今後も使用される。

 地域住民の一人は「新トンネルが開通して安全に通れるようになった」と話していた。  

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