寒さの出口 また遠のいた

けさの東京都心は最低気温-1.9℃。これは前日夕方の予想より2℃くらい低く、少しだけ冷え込みが緩むだろうと油断していたボディに、じわっと効く痛手を残していきました。ただ、関東南部は最高気温が10℃を超える所もあるので、一日単位で見れば、少々の油断も許されるのかと。冬至の頃に比べて明らかに日差しが強く、かつ昼の時間も長くなってきましたし。

でも、あす30日以降の気温は、相変わらず全国的に平年より低い日が多そうです。なかなか、冬型の気圧配置が解消しない。少し緩んだら緩んだで、その隙に南岸低気圧が入り込み、太平洋側住民や予報士たちの肝を冷やす。2月1日(木)頃は、その南岸低気圧が再び近づく予想で、太平洋側で何かしら降る可能性が高くなってきました。それが終われば、また冬型の気圧配置で寒さが持続しそうです。

気象予報士・高橋 和也

画像について:29日午後9時の予想天気図。

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