匿名用紙で警戒強化 淵野辺「セブン」と協力 相模原市中央区

 相模原署はこのほど、不審者の情報など地元市民からの通報を得る手段を増やすことで犯罪抑止に役立てようと、淵野辺駅周辺のセブンイレブン15カ所に「コミュニティアップ連絡票」を設置した。

 大野北地区を治安対策の強化地点として同署が取組む「コミュニティアップ作戦」の一環。同連絡票は、区内での犯罪情報をまとめた「じもとの事件簿」に加え、匿名で不審者情報などを通報できる項目欄を記載。淵野辺周辺のセブンイレブンの他、交番や公民館に設置した専用箱から投函ができる。通報と同時に、振り込め詐欺などへの警戒も合わせており、同署生活安全課の担当者は「昨年座間市で発生した殺人事件など、近隣住民が不審者情報を把握していても自治体や警察にその情報が十分に届かないケースがある。この連絡票が地域情報を吸い上げるための新たな仕組みとして機能してくれれば」と期待を込める。

 これまでまちづくり会議や大学、金融機関などと協力してきた「コミュニティアップ作戦」にコンビニが参加するのは初。

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