28日にセリエA第22節が行われ、7位のACミランが3位のラツィオをホームのサン・シーロへ迎え入れた。
試合は、15分にペナルティエリア左でFKを得たミランが、ハカン・チャルハノールのクロスにパトリック・クトローネが合わせ、ラツィオを相手に先制する。そして5分後の20分に同点に追いつかれるも、前半終了間際にジャコモ・ボナヴェントゥーラがアーリークロスを頭で合わせ、勝ち越しに成功。1点リードして後半を迎えたミランは、最後までこのリードを守りきり、2-1でラツィオを撃破した。
見事3連勝を飾り、復活の兆しを見せるミラン。試合後、チームの指揮官を務めるジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が伊『MEDIASET PREMIUM』のインタビューに応じ、「私は幸せだ。偉大なチームを率いることができている。今日の試合でも選手たちは素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた。感謝しているよ」と喜びを明かした。
そして、試合中は相手チームも抗議することはなく、問題とはならなかったが、先制点がクトローネの手に当たったものだったことについて「正直に言うと、私はヘディングによるものだと思っていた。でも改めて見直すと、認められるべきではないゴールだったことがわかったよ。運が我々の味方をしたんだと思う」と話している。
さらに、ミランの現状について「ミランにとって、ターニングポイントがいつかなんて話すのは好きじゃない。我々はどんなシチュエーションであろうと、1つ1つの試合をものにしなければならないんだからね。クラブはいくつかの困難があり、多額の資金を投資した。ただ、我々はメンタル面で良い状態になってきている」とコメントした。
はたして、ミランはこの勢いで勝利街道を突き進むことができるのか。復活を目指す名門の巻き返しに期待したい。