マンU、ビダルの獲得に前進か 鍵を握る“エージェントS”の勧誘

今季のブンデスリーガで6得点を挙げているビダル photo/Getty Images

2015年よりバイエルン・ミュンヘンに在籍しているMFアルトゥーロ・ビダル(チリ代表)。ユップ・ハインケス監督就任以降もレギュラーの座を確保している同選手だが、MFレオン・ゴレツカ(現シャルケ)の今季終了後の加入が決定したことにより、自身のクラブ内での序列が不透明に。早くもチェルシーやマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が有力視されている。

こうした状況のなか、同選手が同クラブ退団を本格的に検討していることが独『Bild』で明らかに。また、アレクシス・サンチェス(現マンチェスター・ユナイテッド/チリ代表)が同選手の勧誘に熱心であることが英『THE Sun』で報じられるなど、同選手のマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が現実味を帯びている。

選手の移籍の背景には監督、クラブ首脳、代理人の力のみならず、気心の知れた選手からの勧誘が決め手となるケースが存在する。昨夏の移籍市場では“エージェントP”を名乗るポール・ポグバがロメル・ルカクのマンチェスター・ユナイテッド移籍を後押ししたという噂が話題となったが、サンチェスが“エージェントS”として同胞MFの加入に一役買うのだろうか。ビダルの今後の動向に注目が集まる。

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