「出来ないことはない」  辻沙絵選手が講演 厚木市

講演する辻沙絵選手。「2018年絶対に進化します。進化して2020年に臨みたい」「パラスポーツは楽しく、かっこよく、スタイリッシュな人間と道具の融合。それを伝えるために選手として結果を残したい」と締めくくった

 1月13日、厚木市文化会館でパラリンピアン辻沙絵選手の講演会が開催された。主催はNPO法人厚木スポーツクラブ(田上祥子理事長)。同クラブは2014年設立、厚木SCソフトボールクラブのサポートをはじめ、ソフトボールを通して子どもたちへの技術指導、障がい者のためのソフトボール大会開催など、厚木のスポーツ振興に寄与している。冒頭、田上理事長は「2020年は東京オリ・パラ。(講演を通して)厚木でもパラリンピックへの関心を高めてほしい」とあいさつ。

 辻選手の講演は、「出来ないことはない」との思いで、自身が陸上に転向したきっかけ、パラリンピックへ挑戦するための努力や葛藤、リオでメダルを獲ってからの環境の変化、どうやって壁を乗り越えたかなど、来場者と交流しながらの素晴らしい内容。会場は大きな感動に包まれた。講演前には厚木中学校の吹奏楽部のコンサートも行われ、生徒らの演奏にも大きな拍手が送られた。

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