寒川キャラが全国6位 図書館 本棚のだ〜なくん 寒川町

受賞を喜ぶ泉さん。賞品としてもらったポストイットに、その場で『だ〜なくん』を大きく描いてくれた

 寒川総合図書館のキャラクター『本棚のだ〜なくん』が、図書館キャラクター・グランプリの会場アンケート部門で6位に輝いた。デザインを手がけた寒川町臨時職員の泉珠望さんに話を聞いた。

作者は泉珠望(たまも)さん

 受賞した『本棚のだ〜なくん』は本棚の妖精。図書館はもちろん、広報さむかわの図書館コラムの中でもおなじみだ。実は誕生したのは最近のことではない。泉さんもよく覚えていないというが「検索機械の画面に入れたいからデザインしてほしい、と言われて依頼されたことは覚えている」とのこと。泉さんが釣手土器をモチーフにした文化財学習センターキャラ『つりてくん』を初めてデザインしてから14年になる。その後『コロ坊』『寒トリィまなベィ』など寒川町のキャラクターを次々と生み出し、その流れの中で誕生したキャラクターだ。「私の作品は一般受けしないものが多い。展示会場の投票で選ばれたと聞いて嬉しかった」と受賞の感想を話す。また、昨年から指定管理者制度で生まれ変わった「新生」図書館が、エントリーをしてくれたことに大きな感謝の意を示した。

 町中のキャラクターを手掛ける泉さんだが、最近では町高齢介護課キャラ『げんきまる』や、わくわくブックマーケットのキャラ『わくわくちゃん』などもデザインした。産業祭りのポスターも担当している。寒川町はすでに「泉ワールド」と化しているが「よいお話があれば、いろいろと考案させていただきます」とやる気満々な様子。今後も楽しいキャラクターを生み出してくれそうだ。

本棚のだ〜なくん
泉さんの最近の作品。「げんきまる」(左)と「わくわくちゃん」

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