LIXIL、新ソーラーパネル発売 屋根に大量搭載可能に

 LIXIL(本社・東京都千代田区、社長・瀬戸欣哉氏)は2月から様々な形状の屋根に大量搭載できる新型ソーラーパネルの受注を開始すると発表した。短辺826ミリメートルの標準サイズと、約2割小型化したSサイズをラインアップ。屋根の形状に合せて2つのサイズを組み合わせて配置することでパネルの搭載量を増やせる。

 新製品はパネルの搭載量を多くするのが難しかった狭小住宅や複合屋根などの物件でも大容量の設置が可能となる。また屋根形状を問わず大容量の発電ができるため、発電と省エネを組み合わせ、エネルギー収支をゼロにするネット・ゼロ・エネルギー住宅(ZEH)の普及促進に貢献する。

 またパネルには高い発電効率を実現するため、内部の膜で光を反射させる新技術を用いた単結晶セルを採用。18・48%という高い変換効率を実現している。また軽量なアルミ部材の適用で屋根への負担を軽減したLIXIL製のソーラー架台「ソーラーラック」に設置できることも特長となっている。

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