DJI、BMWモータースポーツの公式メディアパートナーに

クリエイティブカメラとドローン技術において世界をリードするDJIとBMWモータースポーツが提携を結んだことを発表した。両社は協力して新型のBMW M8 GTEレーシングカーとBMWモータースポーツの製品を今までにない観点から披露していくという。DJIはBMW初のメディア提携社となり、新型車の開発に組み込まれていく。

DJIはBMWモータースポーツと同社のレーシングチームと共同して2018年のWECに向けた取り組みを開始できることにとても感激しています。

BMW社の公式メディア提携社として、DJIは最高の技術とクリエイティブな社員を提供することで、BMWモータースポーツ・チームを支え、 BMW M8 GTEレーシングカーとル・マン24時間レースを含めたWECシリーズのためににすばらしいイメージとコンテンツをお届けしていきたいと思います。

とDJI EMEA部門専務マーティン・ブランデンブルク氏は語った。

■Night Moves

2社の提携を祝して、DJIは「ナイト・ムーブズ(原題:Night Moves)」という短編映像を公開し、フランスのマルセaイユ近郊にあるポール・リチャード・サーキットで行われた BMW M8 GTEの夜間開発作業の様子を明らかにした。映像はBMW M8 GTEのフロリダ州デイトナで開催される24時間レース初参戦にむけた慣らし走行で締めくくられる。

■Night Moves: Behind the scene

FIA世界耐久選手権の2018年シーズンを新型のBMW M8 GTEレーシングカーとともに幕開けできることを誇りに思っています。BMWモータースポーツは先進テクノロジーにおける我が社の価値観と基準を共有しているDJIとチームを組めることをうれしく思っています。

とBMWモータースポーツ・ディレクターのイエンツ・マークアート氏は語った。

DJIヨーロッパ・クリエイティブスタジオはBMW M8 GTEの24時間レースシミュレーション走行の様子を捉えた動画を制作した。テスト走行でBMWモータースポーツが求めていたのは、制作チームが邪魔することなく夜間走行中のレーシングカーが抱える特有の課題にスポットを当てることだった。

DJIの技術により、効率的かつ目立たずに躍動感のある空中撮影に成功した。撮影には時速90キロ以上に到達するスピードを持つ DJI Inspire 2 ドローンが用いられた。そのドローンは DJI Zenmuse X7カメラと交換可能レンズと組み合わされ、よりダイナミックな映像を撮影するために車体に接近し、微光を使った映画のようなシーンを届けることが可能となった。 さらに、撮影を向上させるため、DJIの映像チームはDJI M600とDJIRonin-MX3軸フルデジタル高性能カメラジンバルに搭載された高性能ライティング機能を使用し、光、影そして暗闇のスリリングな構成を映像に加えている。またDJI Ronin-MXを使用することで、遠くからも光の加減を調節することが可能であった。

DJIは最高の技術を提供する決意のもと、スパ・フランコルシャン6時間レース(2018年5月5日開催)や名高いル・マン24時間レース(2018年6月17日開催)を含めたWECシリーズのレースにおいて、BMWモータースポーツとBMW M8 GTEを支えていくだろう。

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