アルミ圧延最大手の米ノベリスは29日、自動車メーカーのジープ社のSUVでラングラー(18年版)にアルミ材を供給すると発表した。
ドアやフェンダー、スイングゲートといった部品向けにアルミ板などを提供し、ジープの軽量化ニーズに応える。
ジープ社によると、鉄を使用していた前モデルに比べて200ポンド軽量化が図れ、燃費も1ガロン当たり3マイル向上するとしている。ノベリスはオスウィーゴ工場(ニューヨーク州)とキングストン工場(オンタリオ州)から部材を供給する。
ノベリスは米調査会社のダッカー・ワールドワイド社の予測として、北米のピックアップトラックやSUVを中心とした乗用車におけるアルミの使用量が28年までに15年の水準から42%増加するとしている。