横浜の車庫放火、容疑者を再逮捕へ 神奈川県警

 横浜市南区の住宅の車庫などを燃やしたとして、県警が2月1日、非現住建造物等放火容疑で、現場近くに住む無職の男(22)を再逮捕する方針を固めたことが31日、捜査関係者への取材で分かった。男は1月に別の住宅に侵入した疑いで逮捕されていた。同区では昨年10月以降、不審火が相次いでおり、県警は関連を調べる。

 捜査関係者によると、男は昨年12月24日未明、同区永田北1丁目の無職男性(83)方で、1階車庫のコンクリート製の壁やワゴン車など車両2台を燃やした疑いが持たれている。男は県警の調べに対し、この不審火について関与を認めているという。

 同区ではこのほか、昨年10月5日から今年1月11日にかけて、永田北1、2丁目、南太田3丁目の住宅街で、住宅の駐車場に置かれていたオートバイや自転車などを焼く9件の不審火が発生。発生場所は半径約700メートルの範囲に集中し、いずれも火の気がないことから、県警は放火の可能性もあるとみて捜査を進めている。

 捜査関係者によると、男は昨年、不審火とは無関係の同区のマンションに侵入したとして、今年1月12日に住居侵入容疑で逮捕されていた。

© 株式会社神奈川新聞社