西日本・東日本の太平洋側で積雪に 関東は夜に雪のところも 23区でも積雪のおそれ

 2月スタートは西日本で朝の通勤通学の時間帯に、関東は帰宅時間帯に雨や雪のところもある。関東ではあすにかけて雪や雨となる見通しだ。雪や凍結により交通機関が乱れるおそれもあるため、早めの行動と、最新の雪の情報入手を心がけたい。

1 日から2 日朝にかけて山地を中心に大雪に警戒

 沖縄付近に発生した前線を伴った低気圧の影響を受けて、1日午前5時現在、九州の宮崎県や熊本県、四国などの西日本は雪が降っているとみられる。
 九州・四国の雪や雨のピークは朝にかけてと見られ、山地で大雪となるところがあり平地でも積もるところがある。近畿は昼前から夕方にかけて雨や雪となる見通しだ。
 一方、沖縄県は低気圧からのびる前線が通過するため、午前中は大雨や落雷に気を付けたい。

1日正午に予想される雪や雨のエリア。

西日本・東日本は平地で積もるところも

 西日本ではきょう1日(木)夕方にかけて、東日本ではきょう昼頃からあす2日(金)夕方にかけて雨や雪が降る見通しだ。
 平地で雪の目安となる上空1500メートル付近でー3℃の冷たい空気はあす2日(金)にかけて西日本・東日本の太平洋側でほとんど停滞するため、山地を中心に積雪となり平地でも積雪や大雪となる所がある見込み。
 積雪や路面の凍結による交通障害、なだれや着雪に注意したい。

関東は午後から冷たい雨 夜は雪で23区でも積雪のおそれ

 関東は夕方頃から雨が降り出し、気温の低くなる夜はみぞれ、あす2日(金)未明には雪に変わるところがある見込み。あす2日(金)の昼頃まで雨やみぞれの可能性がある。
 先週22日に関東で大雪が降った時に比べて低気圧の発達はなく、低気圧は離れた南海上を通るため、大雪にはならない見通しだが、23区でも積雪となる所があるため、あす2日(金)の朝は交通機関の乱れに注意が必要となる。
 雪に不慣れな関東では先週に続き雪の可能性があるため、靴選びや歩き方に注意が必要だ。まだ路面に雪が残っている場所では特に注意されたい。

2日午前0時に予想される雪や雨のエリア。

予想降雪量 まとまった雪となるおそれ

 あす2日(金)明け方までの降雪量(多い所)は、
■山沿いや山地
 四国や関東甲信 15センチ、近畿・東海は10センチ
 九州北部・中国5センチ
■平地
 東海2~5センチ、関東5~8センチ
 東京23区で3センチ

 積雪や路面凍結による交通障害、電線や樹木への着雪、農作物や農業施設の管理などに注意が必要だ。

全国的に雪が降る寒さ、日中も気温上がらず

〈予想最高気温〉(平年差)
札幌   ー2℃ (ー1℃)
 ※9日連続で最高気温0℃未満の真冬日に  
仙台   4℃ (ー1℃)  
新潟   4℃ (ー1℃) 
東京   7 ℃ (ー2℃) 
名古屋  7 ℃(ー2 ℃)
大阪   5 ℃ (ー4 ℃) 
福岡  10 ℃(±0℃)
那覇  18 ℃(ー1℃)

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