駅伝4連覇の青学「市民のエールに感謝」淵野辺、歓喜に沸く 相模原市中央区

4連覇の喜びを様々なポーズで爆発させる青学の選手たちと、「ハーモニー大作戦」にちなみ指揮者のポーズを決める原監督。サインを求める観衆で溢れ返った沿道=1月28日、淵野辺駅北口・祝賀パレード会場

 「第94回箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)」(関東学生陸上競技連盟主催)で4連覇を果たした青山学院大学を祝い1月28日、淵野辺駅北口で祝賀パレードが開催された。会場は詰めかけた市民やファンら約3万人で溢れ返った。

 開会式で開口一番、「今日は朝から美容院で決めてきた」と言って観衆を沸かせた原晋監督。「昨年12月に入るまでは苦戦を強いられるような雰囲気だった」と大会前の様子を振り返った上で、12月末の直前合宿で選手たちが力強く成長していった過程を紹介した。とりわけ「3年生トリオ」の2区・森田歩希選手、6区・小野田勇次選手、7区・林奎介選手の激走を称えつつ、まとめ役となった吉永竜聖主将をはじめ、チームを牽引した8区・下田裕太選手、3区・田村和希選手ら4年生の労をねぎらった。そして「私がこうして皆様の前であいさつできるのも学生たちが頑張ってくれたから。来年も5連覇に向けて全勢力を傾けていきたい」と抱負を述べた上で、「(今回のテーマに掲げた)ハーモニー大作戦の最後に欠かせないのは、相模原市民の熱きエール。皆様と共に、来年もハーモニー大作戦をよろしくお願いします」と最後は市民に向かって感謝を示し、喝采を浴びた。

 続いて、選手を代表して吉永主将があいさつし「箱根駅伝は走った選手、走れなかった選手全員が一丸となり、応援してくれた市民の皆さんのおかげで優勝することができた。新チームも強い青山学院大学を継続してくれると思う。引き続き応援をお願いします」と呼びかけた。

 地元・淵野辺駅北口のにこにこ星ふちのべ商店会からは今年も初優勝時から続けているお祝いとして、やまゆりポークブランドの豚がプレゼントされ、田村選手らは嬉しそうに受け取り、笑顔を見せていた。

 パレードが始まると、沿道からは大きな声援が飛び交い、選手にサインを求めたり、優勝を祝う手製のプラカードを掲げる観衆で熱気に包まれた。

観衆の声援に応える原監督と吉永主将

© 株式会社タウンニュース社