正恩氏「トロリーバス工場」を現地指導

北朝鮮の金正恩党委員長が、平壌トロリーバス工場を現地指導した。日時は不明。朝鮮中央通信が1日、伝えた。

同通信によると、金正恩氏は工場の全景を眺めながら「全ての建築物がこざっぱりしてすばらしいし、周辺の環境がきれいだ、手間を多く掛けたのが分かる」と語った。

また、工場内の施設を見て回り、「首都市民を公害のない都市で文化的に暮らせるようにするために首都のトロリーバス化方針を打ち出した金日成主席の崇高な志によって、平壌トロリーバス工場が創立された」と述べた。

さらに、「チョンリマ72」型トロリーバスを見る金日成主席と大型バス「光復少年」号を見る金正日総書記の写真を見ると、「首都の交通問題を解決するために捧げた主席と総書記の献身と労苦が胸熱く感じられる」と強調した。

金正恩氏は、新型のトロリーバスに乗って性能と内装の質を調べ、「わが労働者階級の自力更生の革命精神がこもっている誇るに足る創造物だ、見るほど力が沸き、気分がよい、新型のトロリーバスに乗って出退勤の道につく首都市民の明るい姿を主席と総書記が見たならどんなに喜んだことだろうか」と述べた。

また、トロリーバスのマークや内装を立派に作って、「大衆交通手段であるトロリーバスが首都平壌の顔になるようにすべきだ」とし、「平壌トロリーバス工場を世界的水準のトロリーバス生産拠点に転変させようとするのが自身の意図だ」とした。

現地指導には、呉秀容(オ・スヨン)、趙甬元(チョ・ヨンウォン)の両氏が同行した。

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