気象庁は1日、1月の天候まとめを発表した。強い寒気の影響で、東・西日本で気温が低く、日本海側では降雪量が多くなった。26日は埼玉県さいたま市で日最低気温-9.8℃を記録し、1977年12月の統計開始以降最も低くなった。
1月は北半球を流れる偏西風が大きく蛇行し、強い寒気がたびたび、北極から日本付近に流れ込んだ。その影響で、東・西日本で気温が平年を下回り、中旬前半と下旬は厳しい寒さとなった。
新潟で大雪被害 列車立ち往生
また、日本海側では北陸や中国地方を中心に大雪となる日があり、新潟県新潟市では 12 日の最深積雪が 80センチとなり、2010 年 2 月以来 8 年ぶりに積雪が 80センチに達した。JR信越線は大雪のため、立ち往生するなど大雪の被害が発生した。
東京都心で4年ぶり 積雪20センチ超
寒さの影響は太平洋側にも広がった。22日は低気圧が発達しながら太平洋側を進んだ影響で、関東甲信地方や東北太平洋側で大雪となった。東京都心の最深積雪は23センチに達し、2014年2月以来4年ぶりに積雪が20センチを超えた。
首都圏の交通機関に大きな影響があり、主要ターミナル駅は帰宅を急ぐ人で大混乱となった。