藤沢市 分庁舎整備に38億円 4月から発注へ 藤沢市

大規模リニューアルを行う分庁舎(現新館)

 藤沢市は、1月30日に行われた藤沢都心部再生・公共施設再整備特別委員会で、計画中の分庁舎(現新館)の整備実施設計(案)を報告した。

 昨年5月の同委員会で整備基本設計(案)が報告されていたが、今回、事業費の積算額、工事発注の手法が提案された。

 概算工事費は約38億円。内訳は建築工事費約13億、電気設備工事費約14億、機械設備工事費約11億となる。また、発注方法は、建築・電気設備・機械設備の一括発注とし、施工体制については、複数の業者による共同企業体(JV)施工として、市内の多くの企業が競争入札に参加できる条件としている。

 今後のスケジュールは、2月議会で予算を上程、今年4月から発注・仮契約を行い、9月以降に整備工事をスタート。2020年1月から供用開始を目指す。

 分庁舎は、建物を解体せず、内部の設備やフロアのレイアウトなどを大規模にリニューアルする計画。1階には社会福祉協議会とレディオ湘南が入り、2階にはキッズスペースやファミリーサポートセンター、引きこもり支援スペースなどの福祉拠点を配置する予定となっている。

 また、朝日町駐車場の整備計画も報告され、概算工事費は約1億5000万円、隣接する倉庫を解体し、平置き駐車場を増設する。

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